インプラントにしてみてわかった7つのこと

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こんばんわ。部屋の気温が20度で寒いと言っていたら外の気温が4度だとわかり歯医者を延期しようか悩んだshigeです。

皆さんは歯医者にはどれくらいの頻度で通っていますか?

 私は2年くらい前から歯医者に通っていたにもかかわらず、差し歯が一向によくならないので半年くらい前に歯医者を変えたら「差し歯の土台の歯が割れちゃってるからこれなんとかしなきゃだめだね~」なんていわれました。

確かにご飯を食べてたら差し歯が抜けたり、仕事をしている時に口の中に何も入れていなくて抜けたこともありました。

そのたびに当時通っていた歯医者に行くと「またとれちゃたのか~」なんていわれながらくっつけてもらっていたのですが、よくよく考えると月1ペースで差し歯が抜けるっておかしいですよね。

どうやら「歯根破折(しこんはせつ)」という神経を抜いた歯に起こりやすい病気らしいです。
そして割れてしまった歯は基本的に抜歯するしかないようで、私も抜歯して3つの治療法から選択して下さいと言われました。

 

歯の治療法の種類

入れ歯

メリット
  • 保険適応材料であれば安い
  • 口の中の状態によって付けられないということがない
  • メンテナンスが楽
  • 治療期間が短い
デメリット
  • 見た目がきれいではない
  • 口の中に違和感が残る場合がある
  • 噛む力が天然の歯の半分以下になる
  • ガムや餅などのくっつきやすいものは食べにくい
  • 歯を失った部分から骨吸収が始まり顎の骨がやせていく
  • 入れ歯の出来によってかみ合わせが悪い、痛みがでるなどある
  • 耐用年数は約8年くらいだが、顎がやせてきて合わなくなることが多い

ブリッジ

メリット
  • 保険適応材料であれば安い
  • 見た目は違和感はそこまでない
  • 噛み心地はそこまで違和感がない
  • 治療期間が早くて2回の通院で済み短い
  • 強度のあるセラミックでもインプラントより安くすむ
  • メンテナンスが楽
デメリット
  • ブリッジかける歯にもよるが噛む力が天然の歯の約60%になる
  • 前後の歯を健康な歯でも削って土台にしなければならない。また銀歯などの治療した歯をブリッジにすると土台が虫歯になりやすい
  • 土台になっている歯で3本分支えなければいけないので、土台の歯に負担がかかる
  • 歯を失った部分から骨吸収が始まり顎の骨がやせていく
  • 奥歯など前後に歯がない箇所ではできない
  • 土台の歯が虫歯になった場合ブリッジの歯全てやり直さなければいけない
  • 耐用年数は約8年くらいだが、顎がやせてきたり土台によって変わってくる

インプラント

メリット
  • 見た目は自然の歯に近くできる
  • 健康な歯を削る必要がない
  • 噛む力が天然の歯に近い
  • 骨吸収を防ぎ、顎が痩せる心配がない
  • メンテナンスをきちんとすれば長持ちする
デメリット
  • ガンなどの治療でない限り保険が適応されないので高い
  • 年に何回かのメンテナンスに通わなければいけないが、それも保険適応外となる
  • 外科手術が必要で顎の骨に穴をあける必要がある
  • 骨や顎の状態によってはできない場合がある
  • 治療後のメンテナンスをきちんとしないと感染症などの原因となる可能性がある
  • インプラントの知識や技術がある歯科医でないと大きな治療事故につながることがある
  • 定期的なメンテナンスと歯周病に気を付ければ10年以上はもつと言われている

 

インプラントとは

3種類の治療法から私はインプラントを選択しました。入れ歯は年齢を考え、周りにしている人がいないので抵抗があること。
ブリッジは私の歯は半分以上が差し歯になっているため土台の耐久性の問題、前歯なのでしっかりとしたもののほうがいいのではないかと財布大臣の奥さんと相談して決めました。

インプラントって名前は聞いたことはあるけど、一体どんなものなんだろうか。

 

虫歯や歯周病、事故などで失ってしまった歯の代わりとなる、チタン製の人工歯根のことです。
インプラント治療とは、このインプラントをあごの骨に埋め込み、その上に人工の歯を固定することで自分自身の歯と変わらない見た目と機能を回復させる治療方法です。

                       出典:インプラントネット

ふむふむ、チタンを使っているから金属アレルギーの人でも使いやすいんですね。

 

インプラントの種類

インプラントがどんなものを言うのかはわかりました。でもインプラントっていろんな種類があるみたいでどうしたらいいか分かんないですよね。

インプラント体(ワンピース一体型、ツーピース型)

あごの骨に埋め込むボルトのような物をインプラント体と言います。

インプラント体の中で「ワンピース一体型」と「ツーピース型」と2種類あるようです。

ワンピース一体型

ボルトの部分と上部構造(歯になる部分)が一体となっているタイプのことをいいます。
よく奥歯などに使われています。一体となっているので費用を抑えることができますが、付けられない箇所もあります。
最近では前歯でもツーピース型より適していると判断した場合はワンピース型を取り入れる歯科医も増えてきているそうです。

ツーピース型

ボルトの部分とアパッチメント(ボルト部と上部構造を繋ぐ器具)と上部構造の3つ構成になっているタイプのことをいいます。
上部構造の角度を調整することができるので、主に前歯で使われることが多いです。
一体型と違いインプラント治療が行えるのであればどこでも使うことができます。
ただ、一体型と比較すると金額が高くなります。
ネジで歯の部分を止めているためゆるんでくることがあるそうです。

どちらも一長一短あるので歯科医さんと相談してメリット、デメリットをきちんと説明してもらいどちらにするか決めるのがいいと思います。

私の場合はワンピース一体型のことを調べるまで知らなかったので、先生の提案するツーピース型にしました。

 

インプラントの種類(メーカー)

インプラントは約40種類あると言われています。その中で有名だと言われてるものを3つ紹介します。

ブローネマルクインプラント

世界初のインプラントであり、40年以上の臨床実績があり最も信頼のあるメーカーだと言われています。

リプレイスセレクトインプラント

ブローネマルクインプラントを販売しているノーベルバイオケア社がステリオスという会社を吸収合併し、リプレイスセレクトという名前に変えて販売している会社です。
ブローネマルクインプラントと比較してリプレイスセレクトインプラントは値段が安くインプラントが短いため日本人の骨格に適しているといわれ最近使用している歯科医が増えてきているそうです。

ストローマンインプラント(ITIインプラント)

ボルト部を埋め込んで早くて6週間で上部構造をとりつけることができるインプラントです。
またインプラントの研究にかけている費用は世界一の会社で、今後のインプラント業界をひっぱっていくのではないかと言われています。

 

たくさん種類があって迷いますよね。上記の3つのどれかが提案されてくれば失敗は少ないと思います。ただ1つ言えるのがインプラント費用と信頼・安心は比例します。インプラント10万でできますみたいなところをたまに見ますが、何かが欠けているので避けておいた方が無難です。

 

インプラント費用

ぶっちゃけここが一番気になると思います。これはもうピンキリですが30万~50万くらいが相場のようです。私が治療した歯科医の話になりますが、ボルト部で185000円、アパッチメントで18500円、被せ物の材質によって15000円~150000円となっています。
また、材質によって保障がなかったり、強度がかわってきたりするのでその点も含めて検討して下さい。

ちなみに私は1番安いプラスチックでお願いする予定です。
プラスチックといっても保険適応の差し歯と同程度の強度で、割れてしまっても被せ物だけ取り換えることができるから1番安くていいかなという考えですね。

それとは別にCT撮影費用で13000円と前歯の骨が少なかったため人工の骨のような物を使ってボルトを埋める部分を作るための費用が50000円となっています。

手術は2回に分けて行われ、その後に被せ物となる歯をつけることになります。


1回目の手術時に入る前にCT撮影を行います。(13000円)
1回目の手術時に人工の骨形成とボルト部の埋め込みを行います。(50000円+185000円)
2回目の手術時にアパッチメントを装着(18500円)
型どりをして被せ物装着(15000円~150000円)

上記の用に4回に分けて支払うことになります。
また、被せ物の材質はアパッチメントを取り付けた後までに決めればいいため考える時間があります。

 

インプラント手術や痛み

私は痛みにめっぽう弱いので、それを踏まえて聞いてほしいと思います。

手術する前に歯茎に塗り薬をぬり、そのあとに麻酔注射をします。痛みはちくっとする程度でしたが通常の麻酔注射より長めに打たれていた気がします。
口の感覚がなくなってきたところで手術部屋に移動します。ドラマとかで見るオペ室みたいなところかと思ったら個室の治療部屋って感じのところでした。
そこに座り、口の部分だけ開いている滅菌カバーをかけられました。

この後は見えないので感覚の話になるのですが、まず抜歯をします。上の前歯なのですがおもいっきり上に持ち上げられその後思いっきり下に引っこ抜いていく感じです。
一気に抜こうとするよりも徐々に抜いていく感じですね。
歯がミシミシ音をたてて恐ろしい感覚ではありましたが痛みは全くありませんでした。

そのあと膿がたまっているので生理食塩水で掃除をしドリルで骨に穴をあけていきます。

インパクトドライバーをたまに使うのですが、それで穴を開けられるコンクリートになった気分です。これも振動はかなりすごいですが痛みは全くありません。

次に歯茎を切開し人工骨の形成にはいります。ジャリジャリと音が聞こえますが塗られたりする感覚はありません。

最後に糸で縫合して見た目歯がないのを隠すために樹脂で歯っぽいものをつけてレジンで固めて終わりです。

ここまでで40分くらいでした。それが早いのかどうなのかはわかりませんが、私が思っていたよりは早かったです。

うがいをすると血がかなりすごく、家に帰ってからも口の中血の味がしていました。
「次の日の朝くらいまで出血があると思うけど心配しないで大丈夫」といわれていなかったら焦っていたと思います(笑)

痛みが出てきたのは治療が終わって3,40分後くらいでしょうか。もらった痛み止めを鞄の中から急いで探し出して飲むくらい痛かったです。
食事は4時間くらいは固いものを食べないように言われましたが、お寿司をたべてしまいました。美味しかったです。

痛みに関しては手術中の痛みというよりも終わった後の切開した痛みが辛いと思います。
我慢できなくはないけど痛み止めを飲みたくなるレベルです。

次の日に消毒と1日後の状況を診てもらいに行ってきて問題がなければ1週間後に抜糸となります。

 

インプラント手術後の注意点

麻酔を打たれてから何点か注意点を言われました。

  • まれに鼻の穴が変形するまで歯茎がはれあがる場合もある。
  • 香辛料など刺激の強いものを食べても問題はないが染みるからおすすめはしない。
  • ボルト部を埋め込んで接着しない事が5%くらいの確率であるが、その時は費用はかからず再手術となる。
  • 痛みとはれのピークは手術後2,3日である。
  • 鼻と上唇の間に青いアザができる人もいるが2,3週間すれば消えるので心配する必要はない。

それこの段階で言う~?ってことが結構ありました。これに関してはまだ症状がでていないので、もしでたらブログに書きたいと思います。

 

インプラント治療は医療費控除対象

インプラント治療は保険適応外ですが、確定申告をすることによって医療費控除を受けることができます。
1年間(1月1日~12月31日)で10万円以上医療費を支払ったら収めた税金の一部が還付されるという制度ですね。

CT撮影も医療費控除の対象になりますので忘れずに確定申告を行いましょう。

 

まとめ

実際にインプラントを体験してみなければここまで調べることもなかったとは思います。
インプラントもまだまだ発展途中の治療のためこれからもっと良くなっていくと思います。
皆さんは80歳で20本の歯を目指してマメに歯医者に行って下さいね。

実際の耐用年数やメンテナンスなど今後記事にしていけたらと思います。